援デリ狩り　2人逮捕

少女脅し売春させた疑い＝「援デリ狩り」２人逮捕―愛知県警

援助交際を求めた少女を脅して売春させたとして、愛知県警少年課と中署などは２９日、児童福祉法違反（淫行）と売春防止法違反（周旋）の疑いで名古屋市西区江向町、塗装工溝渕歩（２９）、住所不定、同山田晃太（２７）両容疑者を逮捕した。溝渕容疑者は容疑を認め、山田容疑者は「自分一人でやった」と共謀を否定しているという。

同署によると、援助交際相手を募る少女を脅して売春を強要する手口は「援デリ狩り」と呼ばれ、被害に遭う少女が増えているという。

逮捕容疑は５月１５日、名古屋市中区の路上で、岐阜市の高校２年の少女（１７）に売春相手の男性客を引き合わせ、ホテルでみだらな行為をさせた疑い。

少女は４月、友人と共に出会い系サイトで援助交際相手を募り、客を装い現れた溝渕容疑者らに親や学校にばらすなどと脅された。

客からは１万５０００?２万円を受け取り、半分を同容疑者らに渡していたという。

（2012年8月29日）時事通信社